祝!映画「ピアノの森」初日舞台挨拶に行ってきました。〜その3〜
舞台挨拶も終わり映画の始まりです。(ネタバレですご注意を)

会場が暗くなり・・舞台挨拶があった分、通常ある、CMはカットだったのですぐに本編が始まりました・・・・。

出だしが、修ちゃんが車に乗って、森を見つけるシーンから。
車から始まるシーンに思わず「千と千尋の神隠し」???とか思ってしまいました。

映画は、修ちゃんが転校してきて、森に気付いて、
最後は、修ちゃんがまた車に乗って町を出て行くシーンで終わります。
メリハリをもたせるためだと思いますが、うん。よかったこのシーンがあって・・・
と思うのでした。

全体的に、原作好き〜な自分には、「すっ飛ばし」「あれ?これでいいの?」と思うシーンが多々。
尺があるから仕方ないんだろうけど、あのシーンは外して欲しくなかったな〜っと思うところも・・・。

でも、詰め込みすぎになってしまい駆け足で終わってしまうのはもっと嫌なので
丁度いい抜き加減なのかな〜と・・・原作の筋は崩していないし。
うん、映画と原作を切り離してみるといいかも・・・・。

原作のちょっと子供には見てほしくないなーって思うシーンは上手く切り取られてありましたが、
人間くささが減っていた気もします・・・。老若男女対象の映画にしてしまうとこうなってしまうですね。
でも沢山の人に見てもらいたいので、仕方ない・・・・ですねぇ・・・。

あと、危惧していたピアノの演奏シーンは、流石に「描きこみ頑張りました」と言うだけあって、
3DCGにも劣らない滑らかな指の動きに圧倒されました。
あそこまで、よく書き込んだな〜と・・・・。お疲れ様です。

でも、やっぱり、心情とか表したいから仕方ないんだろうけど、鍵盤のシーンは少なめな感じも。
上半身の部分とか顔のアップが多いんだよな・・・。

スクリーンが大きいからなのか、顔がアップになるとちょとした迫力でうっ・・とか一瞬ひいてしまうのですよ。
音は映画館の音響で、もうちょっと小さい画面でじっくり見たいと思うのでした。

音楽(ピアノ)はすごかったです。
会場の音響がいいのかわからないですが、音が前から横から後ろから聞こえてくるのです。
群集の話声なんかは本当に映画館に来てるひとが話してる声なのかと思うくらいの音響でした。

そんな音響だもの。ピアノの音もすごかったです。
最後の方でのカイくんのピアノには、おもわず座りなおしてしまうほどでした。

悔しいのが、曲をちょっとしか聴けなかったこと・・・・・。
出来れば、1曲が2曲。丸々演奏してくれても良かったのにな〜〜〜。もっと聞きたかったな〜と思うところでした。


全体的な感想として、泣けてしまうとか感動した!とかいうことはなかったです・・・。
7巻のエピソードが入っていたら泣けてたのにな〜〜
(ここまで入れてほしかった・・・・・_| ̄|〇)


ドキドキハラハラってことも無かったです。
でもでも、なんでかとっても心が落ち着く・・・気がする・・。

見ていて「あっという間」だったとかじゃないんだけど、「しっかり見た気がする」と思わされる作品。
ところどころに入る、カイくんや、修ちゃんの可愛い仕草や台詞にクスっと笑ってる自分がいました。

人にオススメするときに「泣けるよ〜」とか「面白いよ〜」とかじゃなく、「是非良い作品だから見て」といいたくなるのでした。

うん、この映画は見る人によって、その人の今おかれた環境で感想が変わってくる映画なんじゃないか・・・
と思うのですよ。

今の自分は、もう良い大人でなので、癒される感じが強いですが、コレが小さい子だったら、カイくんと修ちゃんと誉子さんにドキドキしただろうし、
もっとしっかりした大人なら、また別の感動があるのかもしれない・・・。

それぞれの心にピアノの音と共に染み入ってもらいたいな〜と思うのでした。

最近あるピアノ作品。「のだめ」ではストーリーが勝ってしまい、ピアノの存在が薄い気がするし。
「神童(映画)」はピアノを意識しすぎてよく解らない作品になってるし・・・。
そんななか、ピアノの音とストーリーが上手くミックスされているんでないか・・と思うのでした。


恐れていた声優さんの話。

思っていたより、カイくんこと上戸さんの声優さん、そんなに酷くなかったです。
たまに、上戸さんだな・・・としか聞こえない声や、ちょっとした、笑い声とかケンカの声とかに違和感は残りましたが、最悪・・・って程でもなかった・・・・。

録音監督に声優さんの「三ツ矢雄二」さんが関わっていたからなのか、みんなそこそこ良いのでは・・・ないかと。
前日にやっていたキャイーンの特番で放送していましたが、三ツ矢さんが見本で声を出しながら録音してたのを見て、ちょっと納得。と思ったのです。

そういえば、この特番みたの映画見たあとだったので、ウド鈴木のモーツアルトは聞き逃しました。

強いて言うと、宮迫さんの阿字野先生は、宮迫さんは悪くないんだけど、
自分のなかの阿字野先生とイメージがちょっとずれてきてしまい、最初の方の阿字野先生
は違和感なく見れたんですが、コンクルあたりの阿字野先生の声にちょっとばかし抵抗を感じるのでありました。

でも、一緒に言った同居人さんは、「宮迫最後は宮迫ってこと忘れてたよ」っていうほどだったので、
多分、自分の阿字野先生への愛(笑)が起こさせた違和感なんだろうな〜と思うのでした。


高田純次さんはもう、間違いなく解りました^^。
ご褒美ください(笑

確かにね、声優さんがやればもっともっとも〜〜〜〜っと良くなったかもしれない。
修ちゃんのお母さんとか、キンピラとか流石に上手いと思うです。
白石が出てきたときには「モニ男」(byMoE アニメーション)だ・・・と思いましたが(^^)
でも、神木くんや福田さんの若い子のあどけない声とかは声優さんの上手さに負けないものがあるのでは・・・とおもうのでした。


そういえば、子モーツアルト役で「花田少年史」の一路の声をやった「くまいともこ」さんが出てきたとき思わず、一路だ〜vvと嬉しくなってしまいました^^。

余談。

映画が終わり、会場を出ると次の回の人はまだ来ていないようすでスッキリなフロアーでした。

売店の近くに小さなピアノ(グランドピアニスト)にサインが書いてあり、みんな携帯でパシャパシャ撮影してました。
(自分は撮らなかったです)
誰のサインかきになったが、まぁいいや(笑)

帰りがけに、おねいさんがもっていたモーチュアルトくんに手反応したら、おねいさんが、モーチュアルトくんでバイバイしてくれました^^。嬉しかったです〜〜vv

そして階段では、良く映画のCMとかで使われる、素人さんの感想を撮るためらしき撮影隊。
いや・・・映りたくはないんだけど
「面白かったです!」と言いたかったです。
「原作読んでください!」とも(笑)


とっても余談ですが、
映画を見る前は、いやいや同居人。
映画を見終わったあとは、やや興奮気味。
原作との違和感にいまいち燃えきらない自分を尻目に色々熱く語ってました。
「原作読みたくなったよ」と言ってもらえました(^^)
そして、帰ってきてから、ぶっつづけで14巻読みきりましたとさ(笑)。

結論。良い映画だったんだね。




前売り買ってあるので、もう一度見に行きます。
今度は、原作を切り離して、見たいと思います。
うむ・・・・・。癒されにいこう・・・・・・


とはいえ、映画にあって欲しかったエピソード・・・・

●「茶色の小瓶」・・・・ケンカの後、カイくん逃げちゃって阿字野先生のピアノで慰められるシーンがなくって・・・・ヘタクソってのも泣くって・・・・。ううう・・・ここ欲しかった・・・。

●カイくん肉食べれないエピソード・・・・あそこで、カイくんは耳が良いって解るのに・・・・

●楽譜初見・・・・のシーンで音と楽譜が繋がるシーンがなかったのは本当に残念。です

●練習室のおばちゃん・・・・は出てこなかったので、勝負服のシーンもなかった・・・。
結局あの服、玲ちゃんが用意したみたいに見える・・・。

●玲ちゃんと阿字野先生の初対面のシーン・・・・玲ちゃんのカイくんに対する愛情がいまいち
表現不足な気がしてしかたないんですよ。
玲ちゃんなんて、ちゃんとお洒落してコンクルに来てるし・・・。
うう・・・阿字野先生の上着・・・・(泣)

●耳はちゃんと聴いてますから・・・・涙で見えなかったらどうしよう・・といった玲ちゃんの呟きに対して、阿字野先生はスルー(無視)。
ああああああああ、耳はちゃんと聴いてますから!!!!!!って言って欲しかった。



などと書ききれない部分で、入れて欲しいエピソードはあったりするのでした。
いや・・・原作はやっぱり原作で、映画は映画なんですね・・・。


長いこと書いてしまいましたが、
いまいち伝わりづらかったらごめんなさい。
感想は一人一人あるとおもうので、違うよ〜とか思っても暖かい目で・・・・(苦笑)

ここまで読んでくれた人がいたらアリガトウゴザイマス。   2007/7/22 たなも。

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